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部屋探しするとき、賃貸物件広告の「写真」を鵜呑みにしてはイケナイよ!危ないよ!

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こんにちは!

 

今日は先日の「恐怖の虫・G」のお話に続いて、賃貸のお部屋探しのアドバイスをしますね。

 

(恐怖の虫・G の記事はこちら ↓ ) 

michikusakun.hatenablog.com

 

今回紹介するのは、一般の人に伝えると、「え、そうなの!」と驚かれることも多い、プロなら誰でも知っている事実です。

 

言われてみれば納得だけれど、事前に知らなければ、普通の人はあまり心構えができないポイントです。

 

「部屋探しするときは、賃貸物件広告の写真は、基本的に鵜呑みにしないでくださいね!」

 

 

キレイな写真と同じ状態なのは多くが「新築」のみ

 

ハイ。聡明な当ブログの読者さんは、もうすべてが飲み込めたのではないでしょうか。

 

ネットで賃貸物件を探しますよね? 検索した結果、出てくる物件の詳細を覗きます。お部屋の写真が現れます。

 

そこで、「あ、きれいなお部屋!」と、思ったときは、築年数を見ましょう。あるいは、最近リフォームが済んだ旨の表示(アピール?)がされていないか、確認しましょう。

 

新築だったり、「リフォームしたばかりのお部屋だ」ということであれば、そのキレイな写真については、一旦、信用していいかもしれません。

 

でも、そうでなければ、疑ってください。そのキレイな写真は、新築時に撮影されたものであることが多いのです。

 

その撮影後、10年が経ち、さらに5年が経ち・・・特に水回りなど、いまはすっかり汚れ果て、くたびれてしまっているといったようなことはよくあります。

と、いうか、ものすご~くあります。

 

別の部屋の写真だった!

 

ありえないような話ですが、よくあります。

 

100物件、200物件と、大量の広告を扱っているような不動産屋さん・・・担当者は日々更新される情報の反映に忙殺され・・・虫の息。

 

それでも、忙殺されているうちはまだいいんですが、中にはミスやサボリだって、当然出てきます。

 

写真は「盛られて」いた!

 

これは商売として、ある程度許してあげないといけないのかもしれませんが、「わ~、広いお部屋・・・!」が、広角レンズで撮影されているため、そう見えていることは日常茶飯事です。

 

壁や水回りの汚れをあとでレタッチ・・・は、ウソになるのでやってはいけませんが、「汚れている部分を避けて撮る」は、当然あたりまえに行われていることです。

 

「バルコニーからの景色がいいね!」・・・見晴らしがいいのは写真に写っている方向だけで、視界の半分はお隣のマンションの汚い壁に塞がれている、なんてこともよくあります。

 

僕が見たことのある仰天部屋!

 

「写真と現場が違いすぎる・・・!」 ということで、僕が見たことのあるもっとも仰天な部屋のお話です。

 

そのお部屋は、たしか、5~6社が広告していましたでしょうか。どの会社も、ピカピカにキレイな新築時の写真を広告(SUUMOやHOME'Sなどの不動産ポータルサイト)に載せていました。

 

ところが、行ってみると、「ムム・・・臭い!」。

 

中はちょっとした廃墟の雰囲気でしたね。ドロドロの床、真っ黄色のエアコン。半分壊れた換気扇、カビだらけの窓。「入居する人が決まってから掃除する」と、いう、だらしない大家さんによく見られるパターンです。

こういう場合、掃除の質にもあまり期待はできません。

 

そして、ハイ、出ました。恐怖の虫「G」がそこかしこから。「いらっしゃい~!」と。

 

中には気の毒に、エサ不足で亡くなったらしい方々の姿も。

 

おそらく前の入居者さんは、汚部屋暮らしに近い暮らしをしていましたね。床を這い回っているのは、残された同居人(?)たちでしょう。

 

掃除が始まれば(たとえその際、燻煙式殺虫剤を焚いたとしても)、彼らは壁裏奥深く、床下、さまざまなところに逃げ込んで、次の入居者さんの目の前にも、ふたたび現れることになるでしょう。

 

飛び上がって退散しました―――!

 

なぜ、写真を鵜呑みにしてはイケナイと僕が注意するのか?

 

それは、注意深い人にとってはちょっと信じられないことなんですが、最近、部屋を一度も見ないで、契約してしまう人が増えているんです。

 

大昔にはありえないことでした。でも、賃貸物件広告が掲載される中心が紙からインターネットになり、多くの写真がそこに掲載されるようになると、わざわざ現地を見に行かないで決めちゃう人が、少しづつ増えだしたんですね。

 

写真を鵜呑みにしちゃうんです。

 

こちらのSUUMOさんの調査では、

「部屋探しの際に見学した物件数は、平均3.1件。0件(見学していない)の人は約1割」と、公表されています。

1割もいるということが、現場の現実を知っているプロ側からすると、かなりすごいことなんです。

www.recruit-sumai.co.jp

 

ダメですよ!

物件は見てから借りないと!

 

汚れや老朽化だけじゃありません。

部屋にこびりついた悪臭、周囲の騒音源、どれも現地に行かないと、写真からは絶対に判別がつきません。

 

ちなみに―――

さきほどふれた、「僕の見た仰天物件」について、

 

「5~6社が広告していましたでしょうか」

「どの会社も、ピカピカにキレイな新築時の写真を広告に載せて」

 

と、書きましたが、これ、たしかに褒められたことでなく、事実が発覚すれば然るべきところから指導を受けることにはなるでしょう。

 

でも一方で、このことって、業界の常識でもあるんです。

 

なので、あたりまえすぎて、どこの会社も普段から全然悪気なく、こうしているのです。

 

長くなりますので、今回は理由は割愛しますが、賃貸物件情報が業者間を流通する仕組み上、普通はこうなってしまうのです。

 

そればかりか、不動産屋さんの多くは、そこにお客さんを案内するまでは、自分自身も見に行ったことのない物件を紹介しているのですよ。

 

業界内で「元付け」と言われている会社さんから、物件情報と、新築ピカピカの頃の物件写真を提供してもらって、それを自分の会社の広告に載せるというかたちが普通です。

 

お部屋が、さきほどのような仰天の状態でも、お客様に「見に行きたい」といわれて連れて行くまでは、担当者は事実を知る由もありません。

 

その行為が、「責任を放棄してるみたいで嫌だ!」などと言って、いちいち真面目に物件を見に行き、自分で写真を撮ってくるような悠長な会社はどうなるか?

 

人と時間のやりくりがつかなくなり、さっぱり儲からなくなります。

僕がつぶした僕の会社のように。

 

以上、おそまつです。

 

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(イラストは「かわいいイラストが無料のイラストレイン」さんより)